1.学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

地域に暮らす人,社会,環境,芸術,教育に関わる分野を融合した地域創造学分野のうち,地域コミュニティ,社会福祉政策や社会・人権保障などに関連する内容を重点的に研究し,専門性を修得した者に修士(地域創造学)を授与する。また,自然科学的アプローチ等から農業環境,防災地理,健康体力科学などに関連する内容,あるいは教育に関する諸問題の解決に向け,地域の教育資源を有効的に活用した効果的なプログラムを開発するなどの教育支援に関連する内容を重点的に研究し,専門性を修得した者に修士(学術)を授与する。

※学位の授与については,修士(地域創造学)又は修士(学術)のいずれかひとつを授与する。

地域創造学専攻は,高度な「地域創造力」の修得基準を次のように定めています。

  1. 地域に暮らす人,社会,環境,及びそれらを取り巻く諸問題を理解する高度な専門的知識を修得している。
  2. 地域課題を発見し解決するために,柔軟な思考力をもって的確な考察と判断ができる。
  3. 人と社会と環境に高い関心を持ち,地域の持続的発展に貢献する意欲を持っている。
  4. 専門的研究への探求心と学際的見識の獲得に高い関心と意欲を持っている。
  5. 他者を尊重し社会の一員として主体的に地域に貢献できる。
  6. 地域課題を発見し解決するために必要な科学的調査や分析手法を修得している。
  7. 情報収集・議論・成果報告にかかる高度なコミュニケーション能力を修得している。

研究者を目指す学生において

  1. 地域課題を発見し解決するために必要な高度な専門的科学的調査や分析手法を修得している。
  2. 強い学術的探求心を持って継続的に研究従事する意欲を持っている。

2.学位取得の要件

(1)修士(地域創造学)

地域創造学分野(地域コミュニティ,社会福祉政策や社会・人権保障など)に関連する教育研究が実施されることを前提に,所定の単位数を修得し,かつ上記で挙げた教育研究内容に関する修士論文(短期(1年)在学型プログラムの学生はリサーチペーパーも可)又は博士論文研究基礎力審査(QE)の審査に合格すること。

(2)修士(学術)

地域創造学分野の中でも他分野とも密に関連する経済分析や自然科学的アプローチ等からによる農業環境,防災地理,健康体力科学といった他分野と密接に関連する学際的な教育研究が実施されること,あるいは教育支援開発分野に関連する教育研究が実施されることを前提に,所定の単位数を修得し,かつ上記で挙げた教育研究内容に関する修士論文(短期(1年)在学型プログラムの学生はリサーチペーパーも可)又は博士論文研究基礎力審査(QE)の審査に合格すること。