谷内 通 / たにうち とおる

動物の学習に関する実験的研究を専門とします。第1は、人間を対象とすることが困難な問題について、経験と行動変容の関連を調べる学習心理学的研究です。ラットやマウスを使った性的嗜好性の獲得(科学研究費2006-2008)や幼児期の恐怖経験の成長後の再発現に関する研究を行っています。第2の視点は、心の機能がどのように進化してきたのかを現存する動物を対象として調べる比較心理学的な研究です。ラットにおける数や関係性等の抽象概念の獲得可能性や事象系列の学習(科学研究費1999)、魚類や爬虫類におけるワーキングメモリ機能(科学研究費2009-2012)、あるいは大型のブタの学習実験(科学研究費2003-2005、石川県立大学との共同研究)等の研究を行っています。

研究者情報