矢口 直道 / やぐち なおみち

私の研究は、古代から中世にかけてのインド宗教建築、主に中世南インドのヒンドゥー教寺院と、古代仏教建築が中心です。ヒンドゥー教寺院では12~14世紀の南インドのホイサラ朝寺院を対象とし、その寺院装飾と内部空間の変遷を明らかにすることを目的としています。仏教建築では紀元前後から5世紀にかけての西インドの石窟寺院を対象とし、平面計画の変遷と実際に開窟途上で計画変更された経緯とその理由を明らかにすること目的としています。授業科目では、南アジア文化史特論、南アジアの文化と宗教、南アジア宗教史演習などを担当し、インド宗教文化の基本から、宗教表現としての寺院建築まで、研究成果を反映しながら展開しています。

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