眞鍋 知子 / まなべ ともこ

地域社会学の分野で、地域コミュニティにおける地域集団の問題について研究してきました。町内会・自治会をはじめとする従来型の地縁組織に加え、まちづくりNPOなどの新しい地域集団が現代のコミュニティに果たす役割や機能について考察しています。日本では、1970年代からコミュニティ行政が始まりました。その成果と課題を受けて、1990年代以降からは分権改革の流れとともに「市民と行政との協働」の必要性が叫ばれています。地域コミュニティの今後の展開について、ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)概念の有効性などの理論的な検討を行うとともに、地方自治体と地域集団のネットワーク化についての実証研究を進めていきたいと考えています。

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