弁納 才一 / べんのう さいいち

これまでは、中国の南京国民政府の農業政策とりわけ農村合作社による農村経済復興政策を検討し、ついで、農業政策の結果・成果を決定づける農村経済の実態とりわけ農村経済構造の特質を分析してきました。そして、近年は中華民国期中国の食糧事情(食糧穀物の生産・流通・消費の総合的な状況)と農村社会経済構造の特質を分析することに重点を移行させつつあります。また、研究手法としては、従来の文献資料に基づく実証研究に農村訪問聞き取り調査を組み込むようになりました。大学院の教育では最新の研究成果を踏まえ、それを反映したものにしたいと考えています。

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