市原 あかね / いちはら あかね

研究分野はエコロジー経済学ですが、そのなかでも社会システムと生態系の関係を共進化の視角からとらえることに中心的な関心をもっています。環境問題を、社会・経済が異なる編成原理をもった環境システムと干渉しあい互いを変えつつ、おちいった危機としてとらえ、危機の拡大を防ぎ、危機から逃れる社会・経済のあり方をコモンズ(共同所有)関係を基礎に検討しています。教育面では、エコロジー経済学の基本文献を取り上げた購読とともに、生物的自然とかかわりの深い農山村(過疎地・中山間地域)を対象に地域内におけるコモンズ発展と地域市場のコモンズとのかかわり、地域内資源管理と温暖化政策のかかわりなどをテーマとする事例研究や文献研究などを行なっています。

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