小林 信介 / こばやし しんすけ

私の専門分野は近現代日本経済史です。開国以降の日本の経済、すなわち日本資本主義の展開過程がその内容となります。具体的には、アジア・太平洋戦争期に展開していた満州移民、とりわけその送出要因の研究に取り組んでいます。
満州移民には、送出の他にも、現地での生活、敗戦直後のいわゆる「逃避行」といった段階や、さらには再開拓や残留孤児・残留婦人など戦後になってから新たに生じた課題もあります。現在は、送出要因における経済的な要素を検討していますが、これらを視座に入れることで、総体的・全体的な満州移民史を構築していこうと考えています。

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