入江 浩司 / いりえ こうじ

ゲルマン系の言語の一つであるアイスランド語の研究を専門にしています。これまでは、主に再帰動詞と所有表現という二つのテーマについて、現在話されているアイスランド語の文法を研究してきました。最近は、中世のアイスランド語や、アイスランド語と系統的に近いフェーロー語の文法との比較も視野に入れて研究を進めています。理論的な面では、個別言語の記述を精密にするために類型論的研究の知見をどのように取り入れることができるか、また逆に、個別言語の研究から類型論へどのような貢献ができるか、といったことに関心があります。大学院の授業科目では、前期課程の「個別言語特論」「言語学史」等を担当しています。

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