佐藤 秀樹 / さとう ひでき

経済学における国際金融論のフレームワークにおいて、フランスからの視点で欧州通貨統合を研究しています。第二次大戦後からのフランス内部の政策形成の歴史的・制度的分析、フランス中央銀行の金融政策、対外的な為替政策の進展、また通貨統合の牽引国であるドイツとの仏独枢軸構築の政治経済的分析、欧州通貨統合加盟国間との政策相互作用の解明に向けて取り組んでいます。また現代的視点として米国発の世界金融危機に際してのユーロ圏の政策対応、ECBの金融政策の新たな展開、「対称性」を希求した国際通貨制度改革といった論点に関しても問題意識を有しています。研究指導対象の院生は、フランス及びヨーロッパに焦点を絞った国際金融制度について研究する者です。

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