国際関係・地域研究コース

概要

実践的な外国語運用能力を高めながら,国際社会の諸問題や地域研究に関する知識を高度化するカリキュラムで,複雑な社会状況の下で諸国民が直面する多様な問題を解決し,国際関係業務に貢献する人材を養成します。英語による授業を中心に履修する英語プログラムも用意しています。

各教員の専門分野

氏名専門分野E-mail(注3)
アベ・デイヴィッド※文化人類学・民俗学、Japanese Americandabe4@staff.
石黒 盛久政治思想、ルネサンス文化史、西洋近世史ishiguro@ed.
岡本 宜高※現代史、イギリス外交史、ヨーロッパ国際関係史y.okamoto@staff.
加藤 篤行※応用計量経済学、国際経済学、生産性分析、貿易と成長akatoecon@staff.
久保 拓也※アメリカ文学、ジェンダー学(男性学)、文学一般tkubo@staff.
久保 豊※映画学、クィア・スタディーズykubo@staff.
古泉 達矢※中国近現代史、イギリス帝国史、香港史tatsuyakoi@staff.
佐藤 俊輔※国際制度論、国際機構論s-sato@staff.
テーレン・ティモ※Cultural Anthropology、Japanese Studies、Media Tourismthelen@staff.
中野 涼子※国際関係論、東アジア国際政治、日本近代思想rnakano@staff.
フォックス・セナン※国際関係論、東アジア国際政治史、東アジアにおける海洋問題senanfox@staff.
前野 清太朗農村社会学s-maeno@staff.
ママードゥア・アイーダ※ユネスコ世界遺産、エコパーク、ジオパークにおける世代間対話、環境教育mammadova@staff.
南 コニー日本社会文化論、比較ジェンダー学、ヨーロッパ文学connie.minami@staff.
山口 善成※初期アメリカ文学、文化研究yoshiyam@staff.
山本 卓※イギリス文学、太平洋文学、ポストコロニアリズム批評yamatea@ed.
叶 文希■中国の言語、文化、社会;中国語言語学とコミュニケーションyewenxi@staff.
渡辺 敦子国際関係論、思想史、人文地理学atsukowtnb@staff.
渡辺 達雄教育社会学tatsuode@staff.
和田 一哉開発経済学kwada@staff.
ワラシー・カシム※紛争後の平和構築、民主化、国家建設wafayezada@staff.

注意事項

  • 注1 ■は令和8(2026)年3月に、☆は令和9(2027)年3月に、★は令和10(2028)年3月に異動予定のため主任指導教員になれません。
  • 注2 ※は、英語による授業科目の担当教員です。
  • 注3 メールアドレスは「E-mail」の欄の後に「kanazawa-u.ac.jp」をつけてください。

研究室紹介

佐藤俊輔

私が研究しているのは、EUの政治、特に人の移動とそれをめぐる政策です。EUは域内でのEU市民の自由移動を実現する一方、対外的には共通移民・難民政策を形成しています。EUはそれ自体関心の尽きない政治制度ですが、人の移動においても、その独特な在り方は、理論的にも、実際的にも重要な問いかけを提起しています。例えば、EU市民権の存在は、加盟国の国民のアイデンティティーにどのような影響を与えるのか、また実際的な人の移動はどのように生じ、またそれが加盟国の福祉国家に対して与える影響はどのようなものか。共通の移民・難民政策を形成する難しさとは何か、あるいは、難民危機やブレグジットといった危機や高まるポピュリズムは、EUの移民・難民政策やEUの正統性にどのように影響しているのか。これらはそのほんの一例ですが、いずれも向き合うに値する課題ではないでしょうか。関心を持たれた方は、ぜひ一緒に研究に取り組んでみませんか。

コース/プログラム名 

国際政治プログラム/国際政治Eプログラム

教員名 

佐藤俊輔

研究課題名/プロジェクトタイトルと研究責任担当者

ヨーロッパ統合・EUと人の移動(佐藤俊輔)

その他の研究テーマ・課題等

  • ヨーロッパ統合と危機、連帯
  • ヨーロッパ統合と市民権
  • EUの移民・難民政策
  • EUの政治・外交