髙田 茂樹 / たかだ しげき

主にシェイクスピアなどの演劇を中心とするイギリスのルネサンスの文化を研究しています。流動化しつつあった当時の社会では、才能ある個人が一気に権力の座に就く反面、瞬く間に落ちてもいきます。狭い環境から華やかな表舞台に出ていくことで、人はつねに自分の振舞いを吟味し演出するよう迫られもします。こうして、権力の絶頂にある人間のうちにすら、今の姿は虚構の一コマで、華やいだ舞台のすぐ下には底知れない奈落があるのだという思いが募るのです。そういった魅力と不安、栄華と悲惨が交錯する現実の状況と演劇の接点で創作していたシェイクスピアやほかの劇作家や詩人の作品の世界を、さまざまな角度から探っていきたいと思っています。 他に、ロマン派の詩やヴィクトリア朝以降の小説などもよく取り上げています。

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