西村 聡 / にしむら さとし

日本古典文学・中世文学としての能楽の詞章の研究と中世から近現代に及ぶ能楽の歴史の研究を2本の柱としています。前者ではその完成過程を世阿弥の作品史における《死の物語》《死後の救済》から《生の物語》《日常の再現》へという流れに認めようとしています。当時の古典学との交流も確認する必要があり、授業では周辺の作品・古注釈も取り上げます。また後者では中世だけでなく近世から近現代を、そして京都や江戸だけでなく金沢をはじめとする地方を対象に、その展開を広い視野で追跡しています。基本資料となる番組の収集を心掛け、地域伝承を文献と実地踏査の両面からとらえ直すことも試みています。

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