地域フィールドワーク

地域創造学研究は,地域課題を正確に把握することから始まる。地域フィールドワークでは,指導教員のもとで研究対象地域においてフィールドワークを実施し,地域の現状把握,地域課題の発見,課題解決のための調査研究方法について学習する。また,地域におけるコミュニケーション力の習得を通じて,高度な地域創造力を修得する。

現地におけるフィールドワークのほか,研究領域によっては実験等の内容を含む。

「地域フィールドワーク」の履修によって,次に示す学習成果が修得される。

  1. 指導教員の指導の下で,高度な地域資源情報収集,専門的研究方法,コミュニケーション力を修得する。
  2. 現地フィールドワークを通じて,地域住民からの聞き取り,地域にある一次資料の発掘等を通じて知識資源情報を収集する。
  3. 地域住民とのコミュニケーションを通じて,現地の社会的背景を踏まえた立場・視点から地域課題を明確化する。
  4. 地域課題を解決するために,専門領域からのアプローチによって調査・分析する。
  5. 専門領域における検討結果を,現地に対して分かりやすく報告・説明する。

課題型インターンシップ

特定の地域課題解決の現場に身を置き、指導教員の専門的指導を受けつつ、行政やNPO、企業等の職員からアドバイスを受けながら、直接体験を通して地域創造の知識と技術を学ぶ。

短期(2週間程度)のインターンシップでは、就職先として想定される地域支援型企業、地方自治体、NPO等で地域課題を解決するためのプロジェクト設計に取り組む。

長期(3~6ヶ月程度)のインターンシップでは,地域支援型企業、地方自治体、NPO等で地域課題を解決するためのプロジェクトに取り組むことにより、高度な地域創造力を備えた専門職業人の養成をめざす。

組織の一員として地域課題解決に取り組むことができるばかりでなく、リーダーシップ発揮によって組織を牽引し、地域住民の実情と意見に深く耳を傾け、また関係諸組織・団体と積極的に連携・協働して、想定外を含めた新たな地域課題の把握と解決に取り組み、地域の持続発展的な創造に寄与できる力量を身につけることが目標である。

課題型インターンシップは,事前学習、インターンシップ、事後学習、から構成される。